花と花子
NHKの朝ドラ「花子とアン」も、いよいよ明日が最終回です。
はなの成長や、赤毛のアンが翻訳されるまでの、色々なエピソードを、毎日、楽しく見ていました。
「てっ」とか、「こぴっと」という、楽しい方言も印象的でしたよね。
今では、ご主人をはじめ、周りの方達から「花子さん」と呼ばれる様になっている村岡先生ですが、
少女時代の口癖は「おらの事は、花ではなく、花子と呼んでくりょう」でしたね。
本名の「花」ではなく、花子と呼ばれたい。
それは、まさしく、私の少女時代。
昭和30年代、殆どの女の子の名前は「子」もしくは「美」がついてました。
同級生の名前を思い出してみても、
ひろこ、なおこ、ゆうこ、さちこ、ひろみ、ひとみ、けいこ、よしこ………。
なのに、私の名前には「子」がなかった。
あっ、「梅」ではありませんけど(笑)
それで、私自身はあまり覚えてはいないのですが、
いつも「どうして、「子」がないの〜?「子」を買ってきて〜」と、泣いて、母を困らせていたそうです。
そんな時、母は、「役場に行ったけど、「子」は、もう、売り切れとったったい。」と、話していたそうです。
そんな答えに納得していたかどうかはわかりませんが、とにかく、小学生の時も、「子」が無いのがとっても、悲しかったのだけは覚えています。
そういうわけで、花には最初から、感情移入してしまいました。
はからずも、今は、ブロ友のみなさんには「梅子さん」と、憧れの「子」が付く名前で、呼んで頂いて、
子供の頃の夢が叶ったはずなのに、実は、心の隅の方では、未だに、違和感を感じているのでした(笑)
でも、「梅さん」は、もっと、嫌です(苦笑)
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