ポルトガルよ、さようなら。

梅子

2013年06月11日 13:52

この路地の先に.....その38


エルヴァス市内は、城壁に囲まれていて、中心にレプブリカ広場、その後方にカテドラルを始め、見所が固まっている。
私たちは、カテドラルが閉まっていたため、聖教会へ。


(モザイクの壁がすばらしい)
ここでは、神父さんが、ガイドをしてくれたのだが、なんせ、ポルトガル語だったので、全然分からなかったのだが、申しわけないので、フンフンと頷きながら、聞いていた。

その後、ふらふらと歩いていると、ガイドブックにも載っていない博物館を発見し、入ってみることにした。
ここでも、おじさんが、ガイドしてくれて、一部屋一部屋、鍵を開けて見せてくれた。
そこは、人形のばかりの部屋だったり、アフリカの部屋とうい所では、ニシキヘビの皮とか、ワニの剥製とかが展示されていて、なんか、これが大したものじゃない様な気もするんだけど、意外におもしろかったんだよね~。

入場料も安くて、絵ハガキもくれたし、ここは勧め。


なんて言う博物館か…、ん~名前は分かりません。すいません。


そして、今夜は、なんと、ポウザーダに泊るのだ!
ポウザーダというのは、王侯貴族の住居や修道院を改修したホテルで、今まで、私たちが泊っていた一泊700円とか、1000円のホステルとは、格式が違う高級なホテルだ。とはいっても、国営なので、驚くほど安い。(たしか宿泊代は1〜2万円台だったと思う。)

そんな旅行者に人気のポウザーダをたまたま見つけ、旅の最後ぐらい、贅沢してみようかと、今夜、空き部屋なんかないですよねっと恐る恐る尋ねてみたら、なんと泊れると言うので、思い切って宿泊する事にしたのだ。
私たちの部屋は、白を基調に、花柄のベッドカバーとカーテンがかわいい落ち着ける部屋だった。




荷物を置いて外に出た時、ポウザードを見学だけに来た日本人の団体さんに出くわし、
「こんな所に泊るなんて、豪遊だね~。」とか、色々嫌味を言われたけど、今まで、私たちが泊ってきた所なんかに、この人たちは、絶対泊れないだろうな~と思った。

夜は、コース料理を頂き、今まで無事に旅をしてこられた事を祝って、ポルトガルワインで乾杯。
旅の最後に、最初で最後の贅沢な夜を過ごした。

次の朝、バスで、リスボンへ帰り、その日は、発見のモニュメントとベレンの塔へ。

「お~、ジパングが見えたぞ~」って感じ?






その夜は、念願のイワシの炭火焼に、この為だけにH美さんがわざわざ日本から持参していた醤油をかけて食べる事が出来て、ポルトガル最後の食事も大満足だった。

明日は、とうとう、ポルトガルともお別れ。
モスクワ行きの飛行機に乗る。

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