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馬見原商店街散策パート14
2010年06月03日
今日は、久々にとってもいいお天気で、やっと馬見原にも
春がやって来たって感じです。
私も、冬眠から目がさめ、やっと商店街の取材に行ってまいりました。
商店街の農協のスーパー、暮らしのセンター手前を右に曲がると、すぐ右手に立派な石垣が見えます。

ここは、本吉野家跡です。
馬見原は、最盛期にはたくさんの造り酒屋が立ち並んでいました。
その数は、13とも16とも言われています。
その中でも、一番大きかったのが、この本吉野家で、御船からこちらで一番のお金持ちだったとか。
ここからの眺めは、とっても素敵です。

現在石垣の下、茶畑と田んぼの先は、ちょっとわかりずらいですが、五ヶ瀬川が流れています。
当時この五ヶ瀬川まで、桟敷を伸ばし、三味線、太鼓を鳴らして、旦那衆が涼を楽しんでいたそうです。
川の底には、当時の柱を立てた穴が今でも残っています。
そんな優雅な時代があったんですね。
今日は、お茶摘みをされていましたよ。
心地よい風が吹いて、どこからともなく、三味線の音や芸者衆の笑い声でも聞こえてきそうな感じです。

実は、そんな優雅なお座敷遊びを復活させたいと言う声が上がっています。
そして、「旦那衆になってみようツアー?」でお客さんを呼ぶとか・・。
それって、自分たちが楽しみたいだけじゃないのかなって感じもいたしますが。
春がやって来たって感じです。
私も、冬眠から目がさめ、やっと商店街の取材に行ってまいりました。
商店街の農協のスーパー、暮らしのセンター手前を右に曲がると、すぐ右手に立派な石垣が見えます。
ここは、本吉野家跡です。
馬見原は、最盛期にはたくさんの造り酒屋が立ち並んでいました。
その数は、13とも16とも言われています。
その中でも、一番大きかったのが、この本吉野家で、御船からこちらで一番のお金持ちだったとか。
ここからの眺めは、とっても素敵です。
現在石垣の下、茶畑と田んぼの先は、ちょっとわかりずらいですが、五ヶ瀬川が流れています。
当時この五ヶ瀬川まで、桟敷を伸ばし、三味線、太鼓を鳴らして、旦那衆が涼を楽しんでいたそうです。
川の底には、当時の柱を立てた穴が今でも残っています。
そんな優雅な時代があったんですね。
今日は、お茶摘みをされていましたよ。
心地よい風が吹いて、どこからともなく、三味線の音や芸者衆の笑い声でも聞こえてきそうな感じです。
実は、そんな優雅なお座敷遊びを復活させたいと言う声が上がっています。
そして、「旦那衆になってみようツアー?」でお客さんを呼ぶとか・・。
それって、自分たちが楽しみたいだけじゃないのかなって感じもいたしますが。
朝日新聞を見れなくても・・。
2010年05月25日
朝日新聞を購読されていないみなさま、
こちらより、日曜の記事がご覧いただけます。
http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000371005240001
とらいぷれいんのぱこじさんが
探して下さいました。
http://kouji163.otemo-yan.net/e315208.html
新聞より見やすく、写真の女性は、お隣イヅノヤさんの若奥さんということも
判明いたしました。
ぱこじさんありがとうございました。
みなさん、よかったら読んでみてくださいね。
こちらより、日曜の記事がご覧いただけます。
http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000371005240001
とらいぷれいんのぱこじさんが
探して下さいました。
http://kouji163.otemo-yan.net/e315208.html
新聞より見やすく、写真の女性は、お隣イヅノヤさんの若奥さんということも
判明いたしました。
ぱこじさんありがとうございました。
みなさん、よかったら読んでみてくださいね。
朝日新聞
2010年05月24日
街づくりシンポジュウム
2010年04月27日
5月8日(土)10:00~15:00
馬見原交流広場、馬見原小体育館にて
第21回くまもと景観大賞受賞記念イベント
として
馬見原街づくりシンポジュウムが開催されることになりました。
合わせて
*日向往還~馬見原まち歩き
参加費 500円(資料代、保険料含む)当日受付
特典 ①200円の商品引換券
②馬見原茶の振る舞い
*馬見原牡丹祭り
も同時に開催されます。
商店街をゆっくり散策しながら、山都ころっけの食べ比べなどいかがでしょうか?
美味しい馬見原昼めし屋も、みなさんをお待ちしております。
詳しくは
馬見原街づくり協議会(商工会蘇陽支所内 0967-63-0037)
山都町役場蘇陽総合支所(0967-83-1111)
に、お問い合わせください。
本日発売MOCOS買ってね。
2010年03月16日

本日発売の熊本の情報誌、MOCOS4月号に
馬見原の特集が載っています。
http://www.mocos.info/top.html
昨日から、馬見原昼飯やも始まりました!
MOCOSを片手に、馬見原に春を探しに来てください♪
早速、本屋さん、コンビニにGO!!
馬見原商店街散策パート13
2010年02月13日
馬見原で2番目に新しいお店が、おととしオープンした
「にく処 三拾弐番」です。
これは、私の親友、桜子さんとご主人の桜太郎さんが、肉のみやべさんの隣に
開いた焼き肉のお店です。
お肉やさん直営の焼き肉屋さんとあって、お肉の質は、ばっちり!
運が良ければ、なかなか普段は食べれないような貴重な部位のお肉やホルモンも
出してもらえたりします。
こじんまりとロースターは2台のみ。予約して頂いたくととても助かるそうです。
もうひとつの囲炉裏のお部屋は、往年のスターのレコードなどが飾ってあり、
とても落ち着く空間です。
ここでお友達と熱燗とすき焼きを頂きながら、おしゃべりするのが至福の時です。
他にも、しゃぶしゃぶやランチメニュウーもあります。
昨日はMBC(馬見原ブログクラブ)の新年会をしました。
人吉からも紋さんが参加、全然更新しない魚屋の会長をみんなで締め上げ、
大盛り上がりの夜でした。
あまりのにぎやかさに、福助さんも入れてほしいとの事でしたので仲間に入れてあげると、
満面の笑みで楽しそうでした。
他にも、おもしろい骨董品が色々展示してありますので、見に来て下さいね。
予約、お問い合わせは 0967-83-0032までお願いします。
次回は、馬見原で一番新しいお店を紹介しちゃおうかな。
お楽しみに!
タグ :馬見原商店街
認定書頂きました!!
2010年02月04日

デーモン小暮閣下の九州征服計画の熊本ウィークにエントリーしたところ
思いがけずも、第6代イチオシブログの認定書を編集部より頂きました!
私ごとき、マイナーブロガーがおこがましいとは思いましたが、
エントリーすることで、一人でも多くの人に、
馬見原商店街の魅力を知っていただければと、応募した次第です。
http://www.welcomekyushu.jp/demon-kakka/best/index.php
編集部の方々に、馬見原商店街の魅力が伝わったことを大変うれしく思います。
暖かくなったら、まだ紹介しきれていない商店の取材にも行きますよ。
ところで、デーモン小暮閣下とは、ちょっとしたご縁があり、以前より親近感を覚えておりました。(あくまでも、一方的にですが)
それは・・・世界あちこち迷子日記、この路地の先に・・シリーズ、モロッコ篇で
書く予定で~す。
日本一かわいい馬見原商店街、ただいま、おもてなし向上プロジェクト進行中です。
ますます、楽しくなる商店街の情報をこれからも発信していきたいと思います。
今後とも、よろしくお願いいたします。
いよいよ&いよいよ
2010年01月29日
「いよいよ」その①
「いわしろや」ブログ開設一周年記念セールも、今週の日曜までです。
「ブログ見ました。」で、20パーセントオフです。(一部除外品もあります)
山都町コロッケ街道もやってますので、ぜひ、コロッケを食べがてらお出かけください。
「いよいよ」その②
KKT(くまもと県民テレビ)、ココsmile(朝11時45分)の
岩城屋http://iwashiroya.yoka-yoka.jp/e262615.htmlも登場する
馬見原特集後篇の放送が、今週日曜です。お見逃しなく!
放送をご覧になれない方、ココsmileのホームページの番宣の動画で
お向かいの佐藤活版所さんhttp://iwashiroya.yoka-yoka.jp/e262333.htmlの様子が
ちょこっと見れますよ。http://www.kkt.jp/kokosmile/index.html
福岡の方では、お友達のエコ九州ツーリストさんの情報が
本日放映されるようです。素晴らしい樹氷が見れると思います。
http://eco9syu.blog36.fc2.com/
「いわしろや」ブログ開設一周年記念セールも、今週の日曜までです。
「ブログ見ました。」で、20パーセントオフです。(一部除外品もあります)
山都町コロッケ街道もやってますので、ぜひ、コロッケを食べがてらお出かけください。
「いよいよ」その②
KKT(くまもと県民テレビ)、ココsmile(朝11時45分)の
岩城屋http://iwashiroya.yoka-yoka.jp/e262615.htmlも登場する
馬見原特集後篇の放送が、今週日曜です。お見逃しなく!
放送をご覧になれない方、ココsmileのホームページの番宣の動画で
お向かいの佐藤活版所さんhttp://iwashiroya.yoka-yoka.jp/e262333.htmlの様子が
ちょこっと見れますよ。http://www.kkt.jp/kokosmile/index.html
福岡の方では、お友達のエコ九州ツーリストさんの情報が
本日放映されるようです。素晴らしい樹氷が見れると思います。
http://eco9syu.blog36.fc2.com/
頑張ってます!
2010年01月18日
昨日、ぱこじさんのブログhttp://kouji163.otemo-yan.net/e259236.html#commentsに馬見原の文字を発見。
読んでみると、熊日新聞に馬見原の事が載っているらしい。
あわてて、新聞を見ると、一面に載っているのは、まさしく我が家!

中にも、うちの店内の昭和レトロコーナーで談笑する主人とECO九州ツーリストの寺崎さん。http://eco9syu.com/

びっくりでした。
その後屋根に上って、ツル薔薇の剪定と誘引をしていると、みやべさんより
「あゆんこ」さんがいらっしゃてっるよ、とのこと。
あわてて店を開け、人吉のブロガー、あゆんこさんと一年ぶりの再会。
その後も、八代から3度めの来店のお客様や熊本市内からのお客様もあり、なんだかとっても楽しい
一日でした。
たくさんの方に応援していただき嬉しい限りです。
ありがとうございます!!
読んでみると、熊日新聞に馬見原の事が載っているらしい。
あわてて、新聞を見ると、一面に載っているのは、まさしく我が家!
中にも、うちの店内の昭和レトロコーナーで談笑する主人とECO九州ツーリストの寺崎さん。http://eco9syu.com/
びっくりでした。
その後屋根に上って、ツル薔薇の剪定と誘引をしていると、みやべさんより
「あゆんこ」さんがいらっしゃてっるよ、とのこと。
あわてて店を開け、人吉のブロガー、あゆんこさんと一年ぶりの再会。
その後も、八代から3度めの来店のお客様や熊本市内からのお客様もあり、なんだかとっても楽しい
一日でした。
たくさんの方に応援していただき嬉しい限りです。
ありがとうございます!!
山都町コロッケ街道
2010年01月11日
山都町コロッケ街道のイベントが始まりました。
馬見原からも
夢屋さん http://iwashiroya.otemo-yan.net/e204956.html
他力鮮魚さん http://iwashiroya.otemo-yan.net/e200744.html
肉のみやべさん
中原鮮魚さん http://iwashiroya.otemo-yan.net/e196763.html
が参加されています。
色んな種類のあつあつコロッケを食べにぜひ馬見原商店街に遊びに来て下さい。
詳しくは、本日4時52分からのぴゅあぴゅあを見て下さいね。
馬見原からも
夢屋さん http://iwashiroya.otemo-yan.net/e204956.html
他力鮮魚さん http://iwashiroya.otemo-yan.net/e200744.html
肉のみやべさん
中原鮮魚さん http://iwashiroya.otemo-yan.net/e196763.html
が参加されています。
色んな種類のあつあつコロッケを食べにぜひ馬見原商店街に遊びに来て下さい。
詳しくは、本日4時52分からのぴゅあぴゅあを見て下さいね。
馬見原商店街散策パート12
2009年10月14日
下番(かばん)のめがね橋
馬見原橋を渡りちょっと行って、下の方を覗くと小さなかわいい石橋があります。
なんでこんな所に?
昔は、これが馬見原の町中に通じる道だったのでしょうか。
夏には、この周辺にもたくさんのホタルが飛び交います。水がきれいな証拠ですね。
もうちょっと、早ければ、彼岸花が咲いていたですが、もう散った後でした。
帰りに、床屋さんの前にハロウィーンの飾り付けがしてあるのを見つけました。
かわいいですね。商店街が明るくなります!
これは、おととしのうちの三男の作品です。
馬見原商店街散策パート11
2009年09月24日
商店街の紹介も、なかなか進まず、楽しみに待っていらっしゃる方には申し訳ありません。

今日は、馬見原のシンボル
「新八代屋」さんです。しょうゆ作りの蔵元であった新八代屋は、明治17年(1884年)に建設されました。
漆喰総塗籠と呼ばれる様式で、当時では、珍しい5階建て。

現在では取り壊されていますが、一番上は望楼と呼ばれる部屋があり、
そのモダンな造りは、豪商として大変栄えていた事を彷彿させます。
明治26年には北白川宮能久親王が滞在され、その時の
資料や調度品が保管されています。(常時公開はされておりません)
望楼は、今でいうVIPルームの様な部屋で、客人を招き、馬見原の賑わいを見下ろしながら、お酒が酌み交わされていたとか。
そんな、酒宴の席に飾られていたのが、豪華な牡丹の花でした。
今、馬見原ではその牡丹の花を各家庭で育てています。
今年のゴールデンウイーク頃には、約300鉢の牡丹の花が商店街や、広場に飾られ、
訪れる人の目を楽しませてくれることでしょう。

新八代屋さん隣の商工会駐車場奥には、明徳神社があります。
ここには、官軍の陣営本部跡の記念碑も建っています。
横には、ひっそりと、水が湧き出ていました。

大分、宮崎、熊本の分岐点として、大変な賑わいだった宿場町馬見原、
そしてだんだんと時代から取り残されていった馬見原。
そんな時代の大きな流れの中でも、この清らかな水は変わらずにずっと湧き続けて来てくれたのでしょう。
これからまた、古い物を大事にしつつも、新しい馬見原を作り上げていくべく、
みんなで頑張っていきたいと思います。
今日は、馬見原のシンボル
「新八代屋」さんです。しょうゆ作りの蔵元であった新八代屋は、明治17年(1884年)に建設されました。
漆喰総塗籠と呼ばれる様式で、当時では、珍しい5階建て。
現在では取り壊されていますが、一番上は望楼と呼ばれる部屋があり、
そのモダンな造りは、豪商として大変栄えていた事を彷彿させます。
明治26年には北白川宮能久親王が滞在され、その時の
資料や調度品が保管されています。(常時公開はされておりません)
望楼は、今でいうVIPルームの様な部屋で、客人を招き、馬見原の賑わいを見下ろしながら、お酒が酌み交わされていたとか。
そんな、酒宴の席に飾られていたのが、豪華な牡丹の花でした。
今、馬見原ではその牡丹の花を各家庭で育てています。
今年のゴールデンウイーク頃には、約300鉢の牡丹の花が商店街や、広場に飾られ、
訪れる人の目を楽しませてくれることでしょう。
新八代屋さん隣の商工会駐車場奥には、明徳神社があります。
ここには、官軍の陣営本部跡の記念碑も建っています。
横には、ひっそりと、水が湧き出ていました。
大分、宮崎、熊本の分岐点として、大変な賑わいだった宿場町馬見原、
そしてだんだんと時代から取り残されていった馬見原。
そんな時代の大きな流れの中でも、この清らかな水は変わらずにずっと湧き続けて来てくれたのでしょう。
これからまた、古い物を大事にしつつも、新しい馬見原を作り上げていくべく、
みんなで頑張っていきたいと思います。
馬見原商店街散策パート10
2009年09月09日
今日は、江戸時代から続く馬見原商店街の歴史を語る上で欠かせない、馬見原の重鎮
「本八代屋」さん
をご紹介します。


本八代屋さん(地元では、もとやつさんと呼ばれています)工藤家ご先祖ざまは、
昔の八代城下の地図にも名前が残っている八代の松井家のお侍さんで、
初代工藤助次郎さんが馬見原に移住。
古文書によると、天保元年に造り酒屋「八代屋」が創業しています。
安政4年に四代目の弟さんが分家して、造り醤油屋「新八代屋」を創業されてか
こちらは「本八代屋」となりました。
馬見原が大変な賑わいだったころ、造り酒屋さんは10軒以上立ち並んでいましたが、
30人以上の人が働く本八代屋さんは、その中でもひときわ際立っていたようです。
造り酒屋としてだけではなく、現在は肥後銀行に吸収合併となった「馬見原銀行」の経営、
また大地主として大変な力のある豪商でした。
本八さんから、お金を借りて返せなかった延岡の大名からのことわり状や、西南の役の時ここに泊まった官軍からの御礼状など、歴史的価値のあるお宝がいっぱいです。

四代目茂八郎さんが、江戸まで歩いて行った旅日記が残っているそうで、その時行った遊郭の花魁にもらった煙草入れを見せて頂きました。

ほとんどの、古文書は、熊本県立博物館で保存されていますが、希望すれば、見ることもできます。
店内にも、歴史好きの方にはたまらない、興味深いものがたくさん展示されています。
日が当たるので、ブラインドが下がっている事もありますが、声をかけて頂くと快く見せていただけます。


昭和56年まで、酒造りは続いていましたが「蘇陽錦」を最後に造り酒屋としての歴史は幕を下ろし、現在は8代目当主、工藤誠一さんが酒屋さんを営みながら、工藤家と文化的価値の高い品々を守っていらっしゃいます。
取材にお伺いしたとき、奥様の手作りの水羊羹と紫蘇の佃煮をごちそうになりました。
年代物の器も素敵でしたが、そのお味も絶品でした!!


工藤さんご夫婦
次回は馬見原のシンボル「新八代屋」さんをレポートします。お楽しみに~!!
「本八代屋」さん
をご紹介します。
本八代屋さん(地元では、もとやつさんと呼ばれています)工藤家ご先祖ざまは、
昔の八代城下の地図にも名前が残っている八代の松井家のお侍さんで、
初代工藤助次郎さんが馬見原に移住。
古文書によると、天保元年に造り酒屋「八代屋」が創業しています。
安政4年に四代目の弟さんが分家して、造り醤油屋「新八代屋」を創業されてか
こちらは「本八代屋」となりました。
馬見原が大変な賑わいだったころ、造り酒屋さんは10軒以上立ち並んでいましたが、
30人以上の人が働く本八代屋さんは、その中でもひときわ際立っていたようです。
造り酒屋としてだけではなく、現在は肥後銀行に吸収合併となった「馬見原銀行」の経営、
また大地主として大変な力のある豪商でした。
本八さんから、お金を借りて返せなかった延岡の大名からのことわり状や、西南の役の時ここに泊まった官軍からの御礼状など、歴史的価値のあるお宝がいっぱいです。
四代目茂八郎さんが、江戸まで歩いて行った旅日記が残っているそうで、その時行った遊郭の花魁にもらった煙草入れを見せて頂きました。
ほとんどの、古文書は、熊本県立博物館で保存されていますが、希望すれば、見ることもできます。
店内にも、歴史好きの方にはたまらない、興味深いものがたくさん展示されています。
日が当たるので、ブラインドが下がっている事もありますが、声をかけて頂くと快く見せていただけます。
昭和56年まで、酒造りは続いていましたが「蘇陽錦」を最後に造り酒屋としての歴史は幕を下ろし、現在は8代目当主、工藤誠一さんが酒屋さんを営みながら、工藤家と文化的価値の高い品々を守っていらっしゃいます。
取材にお伺いしたとき、奥様の手作りの水羊羹と紫蘇の佃煮をごちそうになりました。
年代物の器も素敵でしたが、そのお味も絶品でした!!
工藤さんご夫婦
次回は馬見原のシンボル「新八代屋」さんをレポートします。お楽しみに~!!
馬見原弁当発売開始!
2009年08月12日

この度、熊乃屋旅館さんより、
「馬見原弁当」が発売されました。
このブログの「馬見原商店街の楽しい仲間たち」のカテゴリーにてご紹介してきた
馬見原ならではの名物を、ぎゅぎゅっと詰め込んで、竹の皮で包んだ昔懐かしいお弁当です。


どうぞ、馬見原にお出での際は、ご賞味ください。
○価格 750円
○3日前までの予約が必要です。2人前以上からとなっておりますのでよろしくお願いいたします。
ご予約は、熊乃屋旅館さんまでお願いしたします!
熊乃屋旅館さんは、季節のお料理が楽しめるアットホームはお宿です。
オーナーのyamatokumaさんは、私のパソコンの師匠でもあります。
現在は、蘇陽高校のPTA会長、去年までは少年野球チームの保護者会長なども快く引き受けて下さり、個人的にもとってもお世話になっております。
外見も、中身も太っ腹の方です。(ごめんなさい)
ホームページの方もぜひご覧くださいね。
http://www5.ocn.ne.jp/~kumanoya/
馬見原商店街散策パート9
2009年08月08日

今日は、馬見原のお豆腐屋さんのご紹介です。
ここ、末松豆腐屋さんは、
創業の年ははっきりしませんが、少なくとも70年以上の歴史があるお豆腐屋さんです。
三代目の佐藤さんご夫婦そして、四代目となる娘さんとお婿さんが小さなお子さん三人の子育てをしながら、お店を切り盛りしています。
お豆腐、油揚げは勿論、焼き豆腐やそのまま食べてもとってもおいしい「がんもどき」などを販売されています。生揚げ もとっても人気で、
ちょっと焼いて生姜醤油をかけてもいいし
キムチの元をちょこっと振りかけてピリ辛でいただくのが、奥さんお勧めの食べ方です。
ビールのつまみには最高とのこと。ヘルシーですよね。
昔は、小さな食堂もされていたそうで、消防団の出初式の後など、消防団員の方たちがどっと押し寄せて、大変な賑わいだったことを覚えていると、奥さんが話しておられました。
私が、馬見原にお嫁に来た頃は、3軒ものお豆腐屋さんがありましたが、今はここ末松豆腐屋さんだけになってしました。
若夫婦が頑張って馬見原の味を守り続けていてくれるのが本当にうれしく頼もしく思えます!
.



馬見原商店街散策パート8
2009年07月23日

馬見原夢往還(馬見原商店街愛称)の中ほどにある、
居酒屋 「夢屋」さん のご紹介です。
暖簾をくぐると、ちょっとタイムスリップしたようなノスタルジー感漂う店内。
ジャズの流れる中で、友達、家族と過ごすひと時はとっても落ち着きます。
焼き鳥から、各種定食まで大人から子供まで喜ばれるメニュウーが揃っています。
特にお勧めは、個人的には天ぷら定食です。
京都で生まれ育ったご夫婦が切り盛りされるお店。
九州のど真ん中なのに、京都弁の飛び交う不思議な空間です。
現在は夜だけの営業となっております。
二階では、丸萬旅館もされておりますので、遠くからのみなさんも御泊りでゆっくり飲めます!!
馬見原散策パート7
2009年07月03日

「他力鮮魚店」さんです。
「他力」さんって、ちょっと変わったお名前ですよね。
これは、会長のひいおじいさんが三角で魚の仲買をされていたころ、
親交の深かったお寺の住職から
「商売は一人の力ではできない。他の人の力を借りて成り立って行くものだ。
これから、商売を続けるなら、他力という苗字に変えなさい。」と言われて付けられたそうです。
もし、どこかでこの「他力さん」に出会われたなら、まず、会長の親戚と思っていただいてまちがいないと思います。
会長のお父さんは若かりし頃は熊本市内で魚の仲買をされていたそうですが、
ちょっと手伝いにきた馬見原の魚屋さんに後を任されることになり、それ以来この馬見原でご家族で魚屋さんをされています。
初めて、バスで馬見原に来た時は、どんどん山の中に入って行って、ここから先家があるのかと不安になったそうです。
(私も、初めて来たときそう思いました。)
店の中には水槽があって、活きのいいアジやヒラメが泳いでいます。
ここのお勧め商品は、会長が朝早くから熊本市の市場で仕入れて来た活きのいいおいしいお刺身をはじめ、
お母さんが作られる手作りのお惣菜です。

いわしのすり身の天ぷら

アジの南蛮漬け

ひそかなファンが多いシソ豆腐
などなど・・。
ところで会長、MBC発足以来、なんの活動もないんですけど・・・。自然消滅ですか?
会長のブログ「九州の真ん中 馬見原の魚屋さん」もよろしくお願いします。
お気に入りからどうぞ。
馬見原商店街散策パート6
2009年06月27日
馬見原商店街散策パート5
2009年06月25日

イヅノヤさん前に建っているのは、若山牧水の歌碑です。
牧水は、宮崎県の出身で延岡中学(現在の延岡高校)で学んでいます。
その修学旅行(徒歩!)で熊本に行く途中この馬見原の旅館に宿泊したときに、詠まれた句と言われています。
日記には、
「もてなしが大変良い。馬見原はしゃれた町なり。」
と書き残しています。
そんな当時の賑わいを取り戻したいと、商店街一同、洒落た街を目指し頑張っているところです。
歌碑の後は、ちょっとした休憩所になっていて、誰でも自由に摘めるブルーベリーが植えてあります。
まだまだ、青いですが、今年もたくさんの実をつけていますよ。
秋には紅葉もきれいです。
その奥に「水だし茶」で有名な「岩永製茶」さんがあります。
時折、我が家まで、お茶のいい香りが漂ってきます。おうちの裏には茶畑が広がっていて
川の向こう側は、もう宮崎県です。
馬見原は昔からお茶の産地としても有名で、ポルトガルにも輸出していたとか。
馬見原の釜煎り茶、本当においしいです。
我が家に立ち寄って下さった方に、お茶とブルーベリーをお出しています。時には、セルフサービスになるかもしれませんが、ご遠慮なくどうぞ。

田北時計店の前にある懐かしいポスト。
もちろん、現役です。
馬見原商店街散策パート4
2009年06月22日

今日は、お隣「イヅノヤ」さんにお邪魔しております。
5代目店主、通称こうちゃんに色々とお話をお聞きしました。
イヅノヤさんって何屋さん?って思われた方もいらっしゃると思いますが。
正式名称は「イヅノヤ呉服店」です。
時代の流れとともに、扱う商品も変わり今は衣類全般、寝具など糸ヘンのつくものなら何でも揃っています。
「イヅノヤ」の名前の由来は、今はもうわからないそうです。残念!
このお店の歴史も古く、今年で創業109年です。1900年の創設以来、地元の方々に愛される、なくてはならないお店です。
残念なことに、もう亡くなられてしまいましたが、私が馬見原にお嫁に来た頃、ここにはとっても素敵なおばあちゃんがおられました。
三代目店主の、お球(たま)さんです。明治37年生まれのお球さんは、10歳でここ、イヅノヤさんに養女としてこられました。明治生まれの女!として一本筋の通ったながらも、優しさとユーモアを兼ね備えた方だったと思います。
その、お球さんの書かれた商訓が、店の帳場に掲げてありました。

商売は芸術である。
明治生まれながらにして、モダンなセンスを持ち合わせた方でした。
また、火伏せ地蔵音頭の作詞をされたり、短歌もたしなまれる教養豊かな方でした。
そんな、おばあちゃんになりたいとつくづく思う私でした。
イヅノヤさんには、ユニークなセールがいくつかあります。
来月7月7日七夕は、毎年恒例の「七夕セール」です。なんと、朝6時から開店、先着?人様に「あさげセット」のプレゼントもあります。朝が早い農家の方々に大好評です。
私は、・・・おきられません。

お店のショーウインドゥに奥さんが作られたかわいい七夕飾りがありました。
短冊には、
「家族みんなが、健康で過ごせますように。」 ふむふむ
「馬見原商店街がにぎわいますように。」 そうですね~
「息子が定職につきますように。」って お~い!
すべてのお願いごとが、かないますように・・・。
では、今夜の鶴瓶の家族に乾杯~山都町後編お楽しみに!!~
(うちの3男坊主、ゆうとを見つけてくださいね。)
イヅノヤこうちゃんのブログは、「呉服屋店長気のむくまま」です。お気に入りからどうぞ!