42
2014年05月24日
夕べ、一本のDVDを観ました。
タイトルは、「42」。
この数字でピン!と来た方は、かなりの野球通でいらっしゃいますね。
て、いうか、私が知らなかっただけなのかな。
私同様、分からない方の為に、どんな映画かと申しますと、
黒人で初めてアメリカメジャーリーガーになった人の実話に基づくお話です。
1940年代、アメリカは、まだまだ、激しい人種差別がありました。
ただ肌の色が違うと言うだけで、スタンドの観衆や、相手チームの監督から、野次、罵声を浴び、
あからさまな嫌がらせや脅迫を受け、チームメイトさえも、心ない言葉や態度で、彼の自尊心をぼろぼろにしました。
それでも、彼は、苦しみながらも、後に続くであろう黒人選手の為に、必死の思いで怒りを封じ込めて、
ひたすら、良いプレーをする事で、みんなに認められて行ったのです。
この野球界の出来事は、アメリカ国民が人種差別という考えを改めるきっかけになった様です。
この時、暴力に暴力で返し、汚い言葉を浴びせた相手を同じ様にののしっていたら、
アメリカ、そして、しいては、世界中の人種差別に対する変革はもっともっと遅れていたらしいです。
「世界を変えた男」というサブタイトルに納得でした。
今日、42という背番号は、全チームにおいて、永久欠番となり、彼の偉業をたたえて、
メジャーリーガー全員が、42のユニフォームを着用する日があるそうですよ。
最近、日本のサッカー界や、アメリカバスケット界でも、人種差別的な事があったと、大きなニュースになりましたよね。
日本人の私たちは、日本から出る事がなければ、自分が人種差別を受ける事は全くないので、
言葉や知識として分かっていても、本当のところ、差別を受ける人の気持ちってわかってないかもしれません。
私は、もう何年も前ですが、一度だけ人種差別を体験しました。
イギリスのバスの中での事です。
同じ白人の旅行者と、にこやかに話していたイギリス紳士に、バス停を聞いた私は憎悪と嫌悪感の入り交じった様な目で、睨みつけられました。
海外では、どこでも、親切にして頂いた経験しかなかったので、その瞬間は、なぜ、このジェントルマン(もちろん、皮肉です)が、
私の事を、こんなに冷たい目で見るのか理由が分からなくて、ただ、うつむくしかありませんでした。(もちろん、その後、他の方が親切に教えて下さいましたよ。)
あ〜、あれが、人種差別というものかと気がついたのは後になってからでしたが、その場では、とてもショックで、傷つきました。
こんなささいな事でさえ、人は深く傷つくのですから、日常的に差別を受けている方達の心情は察するに余りあるところです。
今では、たった一度の体験でしたが、経験出来て良かったと思える様になりました。ただ、もう、二度とあんな思いは嫌ですけどね。
ちょっと、今日は、まじめなお話でした。
42、良かったら、観てみて下さい。
タイトルは、「42」。
この数字でピン!と来た方は、かなりの野球通でいらっしゃいますね。
て、いうか、私が知らなかっただけなのかな。
私同様、分からない方の為に、どんな映画かと申しますと、
黒人で初めてアメリカメジャーリーガーになった人の実話に基づくお話です。
1940年代、アメリカは、まだまだ、激しい人種差別がありました。
ただ肌の色が違うと言うだけで、スタンドの観衆や、相手チームの監督から、野次、罵声を浴び、
あからさまな嫌がらせや脅迫を受け、チームメイトさえも、心ない言葉や態度で、彼の自尊心をぼろぼろにしました。
それでも、彼は、苦しみながらも、後に続くであろう黒人選手の為に、必死の思いで怒りを封じ込めて、
ひたすら、良いプレーをする事で、みんなに認められて行ったのです。
この野球界の出来事は、アメリカ国民が人種差別という考えを改めるきっかけになった様です。
この時、暴力に暴力で返し、汚い言葉を浴びせた相手を同じ様にののしっていたら、
アメリカ、そして、しいては、世界中の人種差別に対する変革はもっともっと遅れていたらしいです。
「世界を変えた男」というサブタイトルに納得でした。
今日、42という背番号は、全チームにおいて、永久欠番となり、彼の偉業をたたえて、
メジャーリーガー全員が、42のユニフォームを着用する日があるそうですよ。
最近、日本のサッカー界や、アメリカバスケット界でも、人種差別的な事があったと、大きなニュースになりましたよね。
日本人の私たちは、日本から出る事がなければ、自分が人種差別を受ける事は全くないので、
言葉や知識として分かっていても、本当のところ、差別を受ける人の気持ちってわかってないかもしれません。
私は、もう何年も前ですが、一度だけ人種差別を体験しました。
イギリスのバスの中での事です。
同じ白人の旅行者と、にこやかに話していたイギリス紳士に、バス停を聞いた私は憎悪と嫌悪感の入り交じった様な目で、睨みつけられました。
海外では、どこでも、親切にして頂いた経験しかなかったので、その瞬間は、なぜ、このジェントルマン(もちろん、皮肉です)が、
私の事を、こんなに冷たい目で見るのか理由が分からなくて、ただ、うつむくしかありませんでした。(もちろん、その後、他の方が親切に教えて下さいましたよ。)
あ〜、あれが、人種差別というものかと気がついたのは後になってからでしたが、その場では、とてもショックで、傷つきました。
こんなささいな事でさえ、人は深く傷つくのですから、日常的に差別を受けている方達の心情は察するに余りあるところです。
今では、たった一度の体験でしたが、経験出来て良かったと思える様になりました。ただ、もう、二度とあんな思いは嫌ですけどね。
ちょっと、今日は、まじめなお話でした。
42、良かったら、観てみて下さい。
この記事へのコメント
Posted by ぱこじ
at 2014年05月25日 23:08

*ぱこじさま
新聞の記事でも、人種差別は永遠に無くならないと言っている識者もいると言う事が書かれていました。
でも、アメリカも、今では、オバマさんが、大統領なんですから、あの時代からすると考えられないことですよね。
42歳?私の見た目年齢でしょうか?!図々しいって?きゃはは(爆笑)
新聞の記事でも、人種差別は永遠に無くならないと言っている識者もいると言う事が書かれていました。
でも、アメリカも、今では、オバマさんが、大統領なんですから、あの時代からすると考えられないことですよね。
42歳?私の見た目年齢でしょうか?!図々しいって?きゃはは(爆笑)
Posted by 梅子
at 2014年05月26日 21:44

どこまで実感できるか解りませんが、観てみます。
Posted by おもてなし at 2014年05月26日 23:36
梅子様
あれっ?!年齢ぢゃなかったっけ?!
きゃはは(爆笑)は、いけません。
もっとおしとやかにお願いします(^-^)/
42みてみようと思います。
あれっ?!年齢ぢゃなかったっけ?!
きゃはは(爆笑)は、いけません。
もっとおしとやかにお願いします(^-^)/
42みてみようと思います。
Posted by 茶畑管理人A
at 2014年05月27日 12:28

*おもてなしさま
彼を支える奥様が、また、素敵なんですよね。家族って、いいですね。
その辺も見所です。
*茶畑管理人Aさま
お姉様、失礼いたしました。
年齢に見合った、おしとやかさを身に付けたいと思います♪
彼を支える奥様が、また、素敵なんですよね。家族って、いいですね。
その辺も見所です。
*茶畑管理人Aさま
お姉様、失礼いたしました。
年齢に見合った、おしとやかさを身に付けたいと思います♪
Posted by 梅子
at 2014年05月27日 12:43

42は知りませんでしたね、
1940年代なら今以上にひどい差別だったでしょね
アメリカ映画も勧善懲悪のヒーローものだけじゃなく
過去の功罪に着目した社会派の映画も作り懐の深さもあり
いいですね
人種差別
人権教育が進んだ昨今でも根絶しない問題です。
今後も引き続きっ人種差別問題に警鐘をならし続けることが大事かと
堅いコメントで・・
42て年齢かと(笑)